この記事のまとめ
NFTゲームが稼げない理由や稼ぎ方をわかりやすく解説します!
NFTゲームは簡単に稼げる!のようなセールスで話題を集めているプロジェクトも多いです。
しかし、「実際に稼げるのか?」「危なくないのか」と不安な方も多いはずです。
NFTゲームを始めようか迷っている方や既に始めているけど稼げない方は、稼げない理由や具体的な稼ぎ方を解説しますので参考にしてみてください。
結論としてはこんな感じです。
NFTゲームは避けて、初期投資が必要ないサービスでリスクゼロで仮想通貨を稼ぐ
この記事の結論を先読みしたいご多忙な方は、以下からジャンプしてくださいね。
この記事の内容
・NFTゲームで稼ぐ仕組み(NFTゲームのビジネスモデル)
・NFTゲームが稼げない4つの理由
・仮想通貨やNFTを稼ぐおすすめの方法3選
NFTゲームは初期のプレーヤがより多くの報酬を獲得して、新規プレーヤを広げていくことで還元報酬を確保していくキャッシュフローです。問題はNFTをプレーヤに購入させ、その収益が運営側の利益になることはビジネスモデルとして詐欺まがいの行為です。
rio
1990年、京都出身。 2017年までパリ在住。
2017年に仮想通貨投資で大赤字!
NFTコレクション『Mooon』の開発 / イーサリアム(ethereum.org)公式翻訳者 / MZDAO初期メンバー
NFTゲームで稼ぐ仕組み
NFT を活用したゲームは以下のように分類されています。
とはいえ稼ぐための手段が異なるだけで仕組みや収益モデルは同様なのでまとめて解説します。
STEPNの例
STEPNは、web3関連の巨大な投資家からの調達資産(約7億円以上)を活用してゲームやNFTを開発しました。
プレーヤはスニーカー型のNFTを購入してゲームアプリに登録します。
アプリを立ち上げて、歩いたり走ったりすることで保有しているNFTや運動量などによって独自通貨STEPNが還元されます。
NFTゲームの仕組み
このようにNFTゲームのほとんどは以下のような仕組みで利用されています。
還元は、法定通貨やNFTが購入できるETHなどの主要通貨ではなく独自に開発された仮想通貨です。
この独自仮想通貨の将来性は不安定で短期的であるがゆえに投機的です。
NFTゲームの収益モデル
それではNFTゲームの運営会社はどうやって稼いでいるのか解説します。
結論としては、運営会社の収益はNFTの購入額です。
NFTを購入させることを目的に、ゲームを開発したり独自通貨を発行して配布したりしているんです。
独自の仮想通貨の発行は、Solidityと呼ばれるプログラミングができればオープンソースなので誰でも無料で開発可能です。
つまり、NFTゲームの運営会社はリスクゼロでオリジナルコインを生み出し、NFTの購入者に配布している感じです。
販売するNFTのほとんどは、トークンの流通額でも世界最大級のイーサ(ETH)で行なわれるので価格変動リスクはあるものの破綻リスクは極めて低いため運営側からすると安全です。
NFT購入によって送金されたETHは簡単に法定通貨に両替することが可能です。
NFTの価格を安定させるために、より多くの潜在顧客を獲得するマーケティングが彼らの戦略です。
そのために共感されるようなスキームを構築してコミュニティーを形成します。顧客が顧客を生み出す仕組みです。最強ですね。
NFTゲームが稼げない理由4選
NFTゲームが稼げない最大の理由は以下です。
NFTゲームが稼げないのは、初期参入者のみが大きく稼げて、後発参入者が損をする構造だから。
ではなぜ後発参入者が損をする=稼げないのか、詳しい理由をまとめていきます。
①初期費用が発生するから
NFTゲームはNFTを購入することが参入の条件です。
つまり、少なくとも数千円から数万円の資金を準備する必要があります。
流通通貨の変動額にもよりますが、より優位な還元を期待すれば、より高額なNFTを購入する必要があります。
友人によると、総計で200万円相当のNFTを購入したプレーヤーも存在するそうで驚きです。
②参加者が増えなければ暴落するから
NFTゲームの運営会社の収益はNFTの販売額です。
より多くの参加者を集めてNFTを購入させなければ販売数が減り、NFTの価格が暴落してしまうのです。
新規プレーヤの投資は既存プレーヤへの還元に割り当てられるため、後発プレーヤほど稼げなくなることは明白です。
③運営が破綻する可能性があるから
NFTゲームの法整備は未整備に近い状況です。
仮想通貨が暴落して運営資金が枯渇したり、プレーヤーが著しく減少することで破綻する可能性があります。
当然日本の金融庁も管轄していない独自通貨がほとんどのため、それらの価値は一瞬でゼロになってしまうことも過言ではありません。
④独自通貨の価格が不安定だから
以下のチャートは、おなじみのSTEPNの価格推移です。
このように、NFTゲームで開発された独自通貨は新規性や流通額が脆弱なため価格が不安定です。
そして前述の通り、初期参入した人が初回限定の高騰時に売り逃げしていることがよくわかります。
リリース直後など利用者が急増するタイミングや他通貨との取引が可能になる所謂”上場”したタイミングなどで一時的に盛り上がることが多いですが、直ぐに落ち着いてしまうことがほとんどです。
仮想通貨やNFTを稼ぐおすすめの方法3選
このようにNFTゲームは参入者が増え続けていかなければ破綻する、所謂ポンジ・スキームです。
NFTとはいえ、参入者に金銭価値を提供させるなんて詐欺といわれても過言ではありません。
仮想通貨を稼ぐのであれば、リスクゼロの下記のようなサービスで始めるべきです。
①ビットコインの投資をする
あくまでも個人の責任にはなりますが、資産形成が目的であれば、仮想通貨の投資が個人的にはおすすめです。
注意すべきは2点です。
・すぐに売らない(投機ではなく投資)
・名もない通貨を買わない(個人的に初心者はビットコイン一択)
ビットコインって怪しくない?って方も多いはず。
定量的にみてくださいね。
2023年12月現在、ビットコインの時価総額は約120兆円です。これは日本企業のトップであるトヨタ自動車の5倍以上です。(トヨタ社は約23兆円)
後者の方が資産掲載の投資対象としては不確実性が高いと判断します。
ちなみに、ビットコインはコインチェックから購入してください。
コインチェックのTradeViewを利用すると手数料ゼロで購入できます。
②Braveブラウザ:検索するだけでOK
Braveブラウザは、ブロックチェーン技術を活用した新しいブラウザの広告収入モデルです。
設定した条件で流される広告をみると、仮想通貨(BAT)が得られます。ネットサーフィンしてるだけで稼げます。
そしてこのブラウザは、WebページやYoutubeに出てくる鬱陶しい広告がすべて非表示です。
Googleもめっちゃビビってると思います。
AndoroidTVでは、Braveブラウザがダウンロードできないようになっていました。
Braveブラウザの始め方
詳しくはこの記事を参考に使ってみてください。
③Sweatcoin:歩くだけでOK
完全無料で始めることができます。独自通貨が報酬ですが、万が一のことがあってもユーザにリスクなしです。
Sweatcoinの始め方
詳しくはこの記事を参考に使ってみてください。
実績
ちなみに、ぼくは2022年5月から始めて2023年2月の時点で908SWEAT貯まってます。
とはいえ、Sweatの価値もそんなに高くはありません。
NFTを購入させたり課金させる(有料プランはありますが)サービスではなく、ユーザ側にリスクはゼロです。
1800円くらいの価値しかありませんが、バックグラウンドで貯まっていくので楽すぎます。
初期費用もなく、厚労省が推奨するように歩いてちょっとしたご褒美がもらえると思えば幸せです。
よくある質問
NFTゲームはなぜ儲かると言われているんですか?
初期段階でNFTを購入したユーザほど、報酬が大きく訴求しやすいためです。
彼らの情報発信が、注目を集めている印象です。
実際にその情報をみて始めた後発ユーザが同様に稼げるとは限らないので注意が必要です。
報酬として還元されるゲームの独自仮想通貨は、価格変動が大きくブームが去ると暴落する可能性が高いです。
NFTゲームの初期費用はいくらかかるんですか?
NFTはETH(イーサ)に両替して購入する必要があり、円換算すると数千円から数万円の価格で推移しています。
ちなみにSTEPNではスニーカー型のNFTで有名ですが、1トークン(1足)で10万円前後が最低価格です。
NFTゲームで稼いでいる人は、どのくらい稼いでいるんですか?
STEPNが高騰している2022年で多いときは1日に5万円相当稼ぐことができていたそうです。
1日1時間程度の運動で年収1800万円って、それはそれで凄いですね。
ゲームで購入したNFTは売らなければ確定申告しなくても大丈夫ですか
会社員の方などで前提として確定申告が必要でない方は大丈夫です。
ただ売却した場合は必要になります。売却時の損益を計算して税金対策することも可能です。
詳しくはこの記事を参考に損益計算しておくことがおすすめです。
まとめ:未来は不確定
NFTゲームは、”参加者が自分の利益を最大化させること”を表面的な目的にして、新ユーザは「市場の勢い」や「周りの雰囲気」に影響され参入します。
”不確定な未来への投機行動”です。(ちなみに投資と投機は全く別の意味であることは「お金の守り方」で詳しく解説してます。)
「課金は必要やけど、楽しく遊べたらいいかぁ。」くらいの感覚であればOKですが。(もちろん納税義務など発生しますが)
元を取ろうとしたり、生活費を稼ごうとしてしまうのはとてもリスキーです。
web3の未来は明るい
参加者からの投資を原資に運営されるNFTゲームとは別のビジネスモデルで形成されたサービスがこれから増えていくでしょう。
特にブロックチェーンを活用した新しいブラウザBraveはその一角です。
独自通貨BATは今のところ価格が大きいとは言えませんが暴落もしていません。
検索するだけで稼げて、YoutubeなどのGoogle広告がカットできます。広告ビジネスのゲームチェンジャーです。
以下の通り無料で始めることができるのでおすすめです。