仮想通貨のウォレットって何ですか?メタマスクを登録しておけば安心ですか?
ウォレットは仮想通貨専用の財布です。
メタマスクは多くのアプリで使えるウォレットで便利ですが、少し注意も必要です!
今回は仮想通貨のウォレットやメタマスクの始め方について解説します。
この記事でわかること
▶仮想通貨のウォレットって何?
▶メタマスクの始め方と使い方
仮想通貨やweb3初心者だけど、ウォレットを使って色んな所で仮想通貨の取引を楽しみたい人は、参考にしてみてください!
仮想通貨の購入は国内の仮想通貨取引所から購入した後、ウォレットへ送金することで取引できます。
rio
1990年、京都出身。 2017年までパリ在住。
2017年に仮想通貨投資で大赤字!
NFTコレクション『Mooon』の開発 / イーサリアム(ethereum.org)公式翻訳者 / MZDAO初期メンバー
ウォレットとは:仮想通貨専用の財布
ウォレットは仮想通貨を保有しておくためのデジタルな財布です。
基本的には別のウォレットに送金したり、受け取ったりすることができます。
ウォレットによっては仮想通貨の売買や貸し入れができるタイプもあり、機能は多種多様です。
以下のように、NFTの購入サイトやWeb3のゲームアプリを利用するためには、ウォレットに接続する必要があります。
以下の場合もメタマスクは、接続できるウォレットとして一番上に表示されていますね。
利用したいアプリやサイトの決済方法や取引手段として連携可能なウォレットを事前に確認しておくことが必要です。
ウォレットの種類
ウォレットは大きく2種類に分類できます。
ホットウォレット(オンラインタイプ)
オンライン上でウェブアプリやスマホアプリをダウンロードして利用するソフトウェアタイプ。
無料で手軽に利用できる反面、ハッキングなどセキュリティリスクは存在します。
メタマスクやCoinbaseWalletが、多くのアプリに対応している著名なウォレットです。
コールドウォレット(オフラインタイプ)
USBメモリのような物理デバイス。
デバイス自体の紛失や盗難がなければセキュリティリスクは低いが、デバイスの購入コストは発生します。
LedgerやKeepKeyなどが、世界的に高いシェアを誇ります。
メタマスクの始め方3STEP
メタマスクの始め方
- 公式サイトにアクセスする
- パスワードを作成する
- シークレットリカバリーフレーズをメモする
①公式サイトにアクセスする
メタマスク(metamask.io)の公式サイトにアクセスする。
Chromeの拡張機能やスマホをアプリをダウンロードする。
今回はChromeの拡張機能をベースに解説します。
②パスワードを作成する
「新規ウォレットを作成」をタップ。
8文字以上のパスワードを入力する。
メタマスクを使うときに必要なのは、ここで設定したパスワードです。
③シークレットリカバリーフレーズをメモする
シークレットリカバリーフレーズを表示させてメモする。
シークレットリカバリーフレーズは、アカウントを新しくログインするデバイスなので使います。
12個の英単語で構成されていますが暗記はほぼ不可能なので、必ずどこかにメモしておきましょう。
メタマスクの使い方
①まずは拡張機能やスマホアプリを開いて、ログインします
ログインには、先程設定したパスワードが必要です。
②左上のアイコンをタップして、使用するブロックチェーンを選びます
③取引を行う
メタマスクでは以下の取引ができます。
メタマスクでできる機能
- 仮想通貨を送金する
- 仮想通貨を受け取る
- 仮想通貨を購入する(売却は日本国内非対応)
- 仮想通貨をスワップ(両替)する
- 仮想通貨をブリッジ(乗り換え)する
今回は、仮想通貨を送金したり受け取ったりする方法を解説します。
▶仮想通貨を送金する
①送金をタップする
②送金先のウォレットアドレス、通貨、金額を入力する
▶仮想通貨を受け取る
①自分のウォレットアドレスをコピーする
②送金する環境で送金手続きを進める
オンラインウォレットの絶対知っておきたい注意点
①不正URLアクセス
偽のURLに接続して誤ったアプリをダウンロードしてしまうことで、パスワードなどを犯罪組織に奪われることがあります。
新たにアプリをダウンロードする際は、最初に登録した正しいURLからアクセスしましょう。
検索エンジンでトップ表示されていても実は偽サイトの可能性があるので注意が必要です。
また受信したメールからアクセスするのも危険です。公式のメールと思わせておいて、実は偽サイトからのメールということもあるので注意して下さい。
②ウォレット自体へのハッキング
ウォレット自体がハッキングされて資金が奪われることもあります。
ウォレットで保有する資金は、必要最低限に留めて、分散管理することが大切です。
購入した資金は、購入サイトのウォレットで保有しておくとより安心です。
国内の購入サイトは、資金の保障が適応される場合があります。
③シークレットフレーズ忘れ
シークレットフレーズは、新しいデバイスで復元する際に必要なパスワードです。
他人に伝えることは避けないといけませんが、自分自身が失念すると、新しいデバイスでアクセスできなくなることがあります。
必ず失念しないように保管しておいてください。
私は解約した銀行の通帳に、手書きでメモしてます(笑)
④送金手数料
購入サイトからウォレットに送金する際に、手数料が発生します。
以下は国内の仮想通貨購入サイトにおける送金手数料です。
1回の送金で手数料1200円くらいかかる...
必要な資金は出来るだけまとめて送金しましょう。
まとめ
仮想通貨のウォレットとメタマスクについてお伝えしました。
NFTの購入などWeb3アプリで仮想通貨を利用するために、汎用性の高いウォレットは必須です。
オンラインウォレットは、手軽に開設できるメリットがあります。特にメタマスクは多くのアプリと連携することできるので、メタマスクさえ開設しておけばほとんどの取引を賄うことができます。
「NFTにチャレンジしたい方」や「メタバースのアプリを使いこなしたい方」は、オンラインウォレットを開設して、取引の幅を拡げましょう。