SNSでよく聞くようになったChatGPTってどうやって始めるんですか?
結論としてはこんな感じです。
アカウントを作成して、質問を入力する。
ChatGPTは、テキストを入力するとそれに合った答えを返してくれるチャット型のツールです。
要約・構成・翻訳などビジネスシーンでも業務の効率化の手段として無料で活用することができます。
ツールの言語は英語ですが、使用言語は日本語も対応しているため導入部分のみクリアすればストレスなく活用することができます。
後述の始め方の通り導入してみてください。
ChatGPTとは
ChatGPTの概要
ChatGPT(チャットジーピーティー)は、OpenAI社の提供している自然言語処理を実行するツールです。
自然言語処理とは、人間が日常的に使っている自然言語をコンピュータに処理させる一連の技術のことを指します。(Wikipedia)
OpenAIの歴史
2018年、自然言語処理技術を使用した人工知能「GPT-1」をリリース
2019年、高度な自然言語処理技術を使用した「GPT-2」をリリース
2020年、数多くの自然言語処理タスクを実行可能な「GPT-3」をリリース
2022年11月30日、ChatGPTを「GPT-3」の一種としてリリース
ChatGPTの始め方
①OpenAI公式サイトへアクセスする
OpenAI公式サイト内のChatGPTページへアクセスします。
②アカウントを開設する
メールアドレスの認証
Sign upをタップする。
メールアドレスを入力して、Continueをタップする。
GoogleやMicrosoftのアカウントをもっていれば、それらを経由してより簡単に登録可能です。
メールアドレスとパスワード(半角英数字8文字以上)を入力して、Continueをタップする。
この画面が表示されたら、入力したメールアドレス宛のメールを確認する。
openaiからの受信メール内、Verify email addressをタップして、認証を完了する。
アカウント情報の登録
氏名を入力して、Continueをタップする。
電話番号を入力して、Send codeをタップする。
電話番号は、最初の"0"とハイフン(-)を除いて入力します。
スマホのSMSを確認します。
送信された6桁の認証コードを入力して完了です。
③ポップアップを確認する
ポップアップが3種類表示されるので、内容を確認して読み進めていきます。
ポップアップ①
これは自由研究のプレビューです。
🔬外部からのフィードバックを得ることで、システムの改善や安全性の向上につなげることを目的としています。
🚨安全策を講じていますが、システムは時として不正確な情報や誤解を招く情報を生成したり、不快な内容や偏った内容を生成することがあります。また、アドバイスをすることを目的としたものではありません。
ポップアップ②
データ収集の方法
🦾会話は、当社のAIトレーナーがシステム改善のために確認することがあります。
🔐会話の中で、機密情報を共有しないようにしてください。
ポップアップ③
ぜひ、ご意見をお聞かせください。
👍本システムは対話に最適化されています。特定の回答が良かったか、役に立たなかったか、お知らせください。
💬私たちのDiscordサーバーでフィードバックを共有することができます。
これでChatGPTを使うための準備は完了です。
④初期画面を確認する
ChatGPTにログインすると以下のような画面が表示されます。
ChatGPTの使い方
ChatGPTの使い方は以下の通りです。
①ChatGPTにログインする
ChatGPTページにアクセスして、Log inをタップします。
メールアドレスを入力して、Continueをタップします。
パスワードを入力して、Continueをタップします。
②質問を入力する
ページ下部に質問を入力して、△印をタップします。
実際に、ChatGPTのメリットやデメリットを、ChatGPTの回答を元に解説します。
ChatGPTのメリット
ChatGPTに質問するとChatGPTのメリットは以下のように回答されます。
私が実際に活用していて感じるポイントをまとめて解説します。
①多言語に対応
ChatGPTは世界中の多言語に対応しているため、世界中の情報を自分の言語で収集することが可能です。
②自然な対話
ChatGPTは自然言語処理技術を使って設計されているため、人間のようにより自然な対話が可能です。
③大量の情報を収集
ChatGPTは数多くのデータから学習し、大量の情報を収集しています。
今までのAIツールより、収集データ量の違いから回答の精度が向上しています。
④時間の節約
ChatGPTは知りたい疑問に対して単刀直入に応えてくれるため、資料制作などビジネスのあらゆるシーンで時間を節約することが可能です。
ChatGPTのデメリット
ChatGPTに質問するとChatGPTのデメリットは以下のように回答されます。私が実際に活用していて感じるポイントをまとめて解説します。
私が実際に活用していて感じるポイントをまとめて解説します。
①非人間的な回答
ChatGPTは人間のような感情や洞察力を持っていないため、回答が機械的で不自然な文章で回答される場合があります。
一度読み上げて、理解しやすい自然な文章に修正することが必要です。
②誤った回答
ChatGPTは大量の情報を学習しているものの、誤った情報を回答する場合があります。
特に専門的な分野や複雑な問題に関しては、正確な回答を返すことが難しいと言われています。
回答を全て鵜吞みにせずに、立ち止まって検証することが必要です。
③直近のニュースや将来予測は精度が低い
ChatGPTは最近起こったニュースや将来の予測などは、求める回答が得られないことが多いです。
現在や未来の情報ではなく、あくまでも過去の情報検索が現時点では適切な活用だといえます。
④プライバシーの問題
ChatGPTは対話の内容を記録して、学習データに活用するため、プライバシーの問題が発生する可能性があります。
また、この情報が悪意のある人に盗まれる可能性もあります。個人情報などをツール上で入力することは避けましょう。
よくある質問
OpenAIとは何ですか
OpenAI社とは2015年に設立された人工知能の研究や開発を進める非営利団体です。
OpenAIは誰がメンバーですか
OpenAIの主な設立者は、Elon Musk氏、Sam Altman氏、Greg Brockman氏、Ilya Sutskever氏、John Schulman氏、Wojciech Zaremba氏です。
ChatGPTで日本語で質問しても英語で回答されてしまいます
回答が英語の場合は、「上記の回答を日本語で答えて」と再度質問しましょう。
ChatGPTはどういう時に使うのが便利ですか
長文の要約、資料の構成やブログのコンテンツ材料など幅広く活用可能です。
ChatGPTは無料で使えるのですか
現時点(2023年3月)では、無料で利用可能です。
まとめ:AIは仕事を奪わない
ChatGPTは、私たちの情報収集手段として魅力的に思えます。確かにこの記事でも要所に活用していて実際に有用です。
しかし、質問によっては間違った回答が返される場合も少なくありません。
ChatGPTのデメリットでも述べたように、全ての回答を一度と見返して検証することが必要です。
例えば「士業」の従事者がChatGPTの台頭で仕事を奪われるような所感も見受けられますが、現時点ではその領域に達していないと私は考えます。
ChatGPTに騙されるな
中島聡氏の見解
ひと昔前までは「新聞に書いてあることは全部正しい」と信じていた国民が、メディアを操る政府のプロパガンダに乗せられてしまいましたが、それがネットの時代になると、「SNSで流れて来た情報」「ググって見つけた情報」は全て正しいと多くの人が信じ込むようになってしまったのです。(まぐまぐ; 中島聡 週刊Life is beautiful 2023年3月14日号: ChatGPTがもたらす未来 より)
そして今後は、「AIの回答する情報が正しい」とする人が増えることは容易に想像できます。
所謂フェイクニュースやプロパガンダがAIの学習材料として使われてしまえば、回答される情報の真偽が疑われます。
「ファクトチェック」がより重要になる時代です。
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