NFTを購入する前に、そのNFTやプロジェクトが安全かどうかのチェックや判断ができるようになります。
危険なNFTの特徴まとめ
不可抗力的な価格
NFTの価格設定に上限はありません。芸術作品のオークションのような感覚です。
なので何をもって適正な価格と判断するのか、その基準がないのが現状です。
しかし、新しいプロジェクトが周りの類似しているプロジェクトのNFT価格よりもはるかに高い価格で販売されている場合、そのチームはNFT販売収益に重点を置いている可能性があります。
SNSで不適切な行為
NFTのプロジェクトではtwitterアカウントが主に使われています。
以下のようなことが見られたら、一度考えてみてください。
- プロジェクトのアカウントから突然DMメッセージを受信
- あなたのフォロワーが誰もそのプロジェクトをフォローしていない
- 新しいプロジェクトにしては異常に多くのフォロワーがいる
またNFTのプロジェクトでは、クローズドで交流できるコミュニティとしてDiscord(ディスコード)を利用されることが多いです。
ここで正当な参加者を追放するようなことがあるのも問題です。
許可リストの販売
NFTのプロジェクト立ち上げのために許可リストを販売することです。「ホワイトリスト募集」などを謳ったキャンペーンには注意してください。
非現実的なロードマップ
新しいNFTコレクションのクリエーターは、独自のビジョンやロードマップを掲げています。
あまりにも現実離れしすぎている構想は、冷静に考えてみましょう。
例えばNFTプロジェクトで世界的に人気のBored Ape Yacht Clubの次にランクすることが明記されていたり、プロジェクトのロードマップが「宇宙開発」を目標にされていたりするプロジェクトに、根拠なしに共感するのは危険です。
ある程度、実現可能なエビデンスがあったり論理的な仕組みが提唱されていたりするのかどうか、確認しておく必用がありますね。
運営者が不明瞭
プロジェクトの運営者が、匿名であったり記載がなかったりする場合は注意が必要です。
トラブルや事件が起こった場合、運営者がわからないと彼らが説明責任を問われない可能性があります。
NFTの暗号資産詐欺の実例
以下の記事をご覧ください。(英語ですのでわかる方のみでOKです)
日本語でまとめるとこんな感じです。
penSeaでNFTコレクション『Frosties』を販売
持ち逃げみたいなイメージですね。
実際に販売されていたNFTは以下の感じです。
一見、危なそうには見えませんよね。むしろ可愛いです。
ちなみに彼らは、次のプロジェクトのローンチも計画されていたそうです、、
かなり怖いですね。
安全なNFTとは
NFTを買うのは、そのNFTのプロジェクトのビジョンに共感してからにしましょう。
本当に好きなアーティストのファンクラブに入会するイメージですね。
このブログを通じて何度も言いますが、NFTを「投機」目的に取引することはかなり危険です。
あくまでも「投資」目的に、それも長期的なスパンで考えてみましょう。
NFTは世間で注目されている新しいフィールドですが、それだけ未整備でもあります。
NFTはデジタルデータなのでアート作品やコレクターズカードと比較するのは難しいですが、ゴッホの絵やポケモンのカードでさえ、価値が高くなるにはある程度の時間がかかりましたよね。
それ相応の時間が必要なのは明確です。
いずれにせよ、NFTに「投資」する場合、前述のような危険なプロジェクトが今後も増えるでしょう。
まとめ
今回は、危険なNFTやその実例を紹介しました。
リスクもありますが、安全で魅力的なNFTもたくさんある(ほとんどがそう)のが事実です。
この記事で紹介したポイントをチェックして、素敵なプロジェクトに出会えることを祈っております。