今回は、仮想通貨のランサーズともいわれているBraintrust(ブレイントラスト)について、始め方や稼ぎ方をお伝えします。
フリーランスの方や会社員で副業したい方がBraintrustを始めて効率よく収入をつくる手段をお伝えすることが目的です。
Braintrustはweb3のサービスです。
仮想通貨のランサーズともいわれているので、活用することでweb3や仮想通貨の素晴らしさも実感できるようになります。
Braintrustでの報酬は、仮想通貨BTRSTでの支払いです。円への両替は、国内の仮想通貨取引所の口座が必要です。
以下のような金融庁に登録されている仮想通貨専用の取引所を開設することで可能です。1日のビットコインの取引高も日本でトップランク(Bitcoin日本語情報サイトより)で安心できます。
Braintrustとは何か
Braintrustは、2018年5月に設立された分散型のクラウドソーシングサービスです。
クラウドソーシングサービスとは、仕事を依頼する人(クライアント)がプロジェクトを投稿し、そのプロジェクトに対して自分のスキルや能力を持つ人々(クラウドソーサー)が応募し、クライアントが案件を選定して受注できるオンラインサービスです。
「分散型」というのは、運営者が中央集権を担って携わっている現行のモデルとは別に無人の運営であることを意味します。
現時点では、”完全”無人化ではありませんが将来的なビジョンです。
また独自仮想通貨BTRSTを発行しており、コネクター(紹介者)への報酬の支払いなどに利用されています。
仮想通貨BTRSTは、2021年9月にCoinbaseなどで上場しています。
Braintrustの特徴
中間手数料ゼロ。
既存のサービスは、運営者が存在していることで企業との交渉や契約、トラブル時の仲介者としての役割を果たしていましたが、一方で事務手数料が発生するという課題が受注側にとって大きな課題でした。
例えばランサーズの場合、受注者の売上の約15%以上が手数料として差し引かれてしまいます。(ランサーズ手数料より)
Braintrustは、事務手数料などの中間コストが発生しないことが大きな特徴です。
①手数料ゼロ
Braintrustのマッチングにかかる手数料は受注側にありません。
また前払金として売上の50%が仮想通貨BTRSTで受注者に支払われます。
②独自仮想通貨BTRSTの発行
Braintrustは、無人運営を目指しています。しかしながらシステムの開発や利用者の促進などに対する報酬は必要です。
これを解決するために、独自仮想通貨BTRSTを発行して報酬として活用されています。
③仲介者コネクターがサポート
既存のサービスでは、運営側がユーザー勧誘に努めることで収益を向上させています。
Braintrustは運営が実質存在しないため、代替としてコネクターという役割を設置しています。
コネクターは、マッチングが発生する度に売上の10%がBraintrust側から獲得します。コネクターは、アフィリエイターに近い存在です。
Braintrustの仕組み(ビジネスモデル)
Braintrustは、以下の図のような仕組みです。
Braintrustの始め方
Braintrustは以下の通り始めることができます。
①Braintrustのアカウントを開設する
Braintrust公式サイトにアクセスします。
「Sign Up」を選択します。
上部に名前を入力して、活用したい機能をタップします(複数選択可)。
「Continue」をタップして次に進みます。
約26万人の人がBraintrustを活用してweb3について勉強してます。と何気に自慢されます。
「Goog to know!」をタップして次に進みます。
自分が興味のあるカテゴリーをタップします(複数選択可)。
「Continue」をタップして次に進みます。
登録するメールアドレスとパスワードを入力します。
利用規約「Terms of Service」とプライバシーポリシー「Privacy Policy」を確認して、チェックします。
上記からブラウザの日本語翻訳機能などを利用して後からでも確認しておきましょう。
「Join Braintrust」をタップします。
入力したメールアドレス宛に、認証メールが送信されます。
画像のオレンジ部分に表示されたメールアドレス宛のメールを確認します。
以下のようなメールの「Verify Email」をタップして、認証します。
以下のようなメールが確認できたら登録完了です。
②Braintrustのプロフィールを作成する
Braintrustのプロフィールページは以下のようなイメージです。
プロフィールに自分のスキルなどを登録して、充実させておきましょう。
③受注したい案件を探す
プロフィールページ左メニューの「Jobs」をタップします。
案件の一覧が表示されるので興味のあるものを詳しく確認することができます。
特に気になる案件は、右上の☆マークをタップしておくことで後でまとめて見返すことができます。
トップに出てる案件、年収1800万円ってさすがアメリカ経済。
仮想通貨BTRSTの稼ぎ方
仮想通貨BTRSTは、コネクター(紹介者)になることで稼ぐことができます。
その他にも受注者であるタレントの審査などに関与することでも稼ぐことが可能だと発表されています。
2023年3月現在は、仮想通貨BTRSTの取引可能な仮想通貨取引所coinbaseは日本から開設できません。
①紹介リンク経由でマッチングさせる
Braintrustのプロフィール、画面右上の「Refer Talent」をタップします。
ポップアップ画面に表示されるURLをコピーします。
紹介リンクを、自分のブログやSNSに貼り付けます。
マッチングが成立すると仮想通貨BTRSTがBraintrust内のウォレットに送金されます。
②仮想通貨XRPを獲得する
2023年3月現在は、仮想通貨BTRSTの取引可能な仮想通貨取引所coinbaseは日本から開設できません。
仮想通貨取引所coinbaseを開設します。
獲得した仮想通貨BTRSTを送金して、仮想通貨XRPに両替します。
今はコツコツ仮想通貨BTRSTを稼ぐことに集中することをおすすめします。
③円を獲得する
仮想通貨取引所bitFlyerを開設します。
仮想通貨XRPをbitFlyerに送金して、円に両替します。
Braintrustのメリットとデメリット
Braintrustのメリット
①運営側への参加
仮想通貨BTRSTを保有していると、ガバナンストークンとして投票権を付与されます。
②他企業からの特典
仮想通貨BTRSTを保有していると、Braintrust以外の企業などからサービスや特典を受けることができます。
③着手金(前払い)制度
案件を受注する際に、仮想通貨BTRSTで着手金の支払を要求することが可能です。
これによって、発注額の未払いリスクが軽減されます。
④受注者に手数料が発生しない
Braintrust経由で受注した案件に、受注者は手数料を課されないため低いリスクで仕事を請け負うことが可能です。
⑤クライアントが有名企業
Braintrustは、ネスレ、ポルシェ、アトラシアン、ゴールドマン サックス、ナイキなどの世界で最も評判の高いブランドとマッチングすることが可能です。(Braintrustホワイトペーパーより)
Braintrustのデメリット
①クライアントにインセンティブが発生する
クライアントに、発注額の10%が手数料として課されてしまう点はデメリットです。
手数料の安価な他のサービスに移行されるリスクが発生します。
②仮想通貨BTRSTの暴落リスク
仮想通貨BTRSTの価格は、良くも悪くも安定していません。
報酬として受け取った後、暴落するリスクもあるためリスクマネージメントが必要です。
③高度なスキルが必要
Braintrustのクライアントは、エンジニアやデザイナーなどのスキルを持ち合わせた人材とのマッチングがベースのサービスのため、スキルゼロで受注するのは少しハードルが高いため、事前の経験が必要です。
④案件数が少ない
著名な企業の参画もありますが、現在の案件数は約100件程度と多くはありません。
案件数の多さでもまだまだこれからのプラットフォームだといえます。また日本国内の案件は確認できません。
よくある質問
Braintrustは怪しくないですか?
私も登録して活用していますが、怪しさは感じられません。
Braintrustの創設者やアドバイザーには、シリコンバレーの有名企業やベンチャーキャピタルでの経験を持つ人物が多く参画していることから、より信頼できる環境であると判断できます。
またプロジェクトの実績や評価を元にユーザーの信頼性を評価するシステムが導入されていて、信頼性の低いユーザーを排除することができることは信頼できるもう一つのポイントです。
Braintrustはどのくらい稼げますか?
案件や職種によって異なりますが、エンジニアでは時給2万円ほど稼げます。
その他の案件では、時給3000円以上の案件が多い印象です。
英語ができないのですが、始められますか?
現時点では、英語が使えないと難しい印象です。
英会話の必要性は特にありませんが、サイトや案件は基本的に英語で表記されているためある程度の理解は必要です。
とはいえ、ChatGPTや翻訳ツールを活用すれば解消できる部分は多いです。
仮想通貨BTRSTの価格はいくらですか。
2023年3月現在の価格は、約122円です。
仮想通貨BTRSTはどこで取引可能ですか?
CoinbaseとAnchorage Institutional Custodyで可能です。
法定通貨の円に両替する場合は、一度国内の取引所でも取引可能な通貨に両替する必要があります。
2023年3月現在は、仮想通貨BTRSTの取引可能な仮想通貨取引所coinbaseは日本から開設できません。
まとめ:働き方は変わる
週5日8時間労働が常識とされてきた日本のサラリーマンも日曜日の夜や月曜日の朝は憂鬱ですよね。フリーランス的に場所やスタイルを問わずに働くことができるのは今後の働き方を変える大きなポイントになるでしょう。
とはいえ現在の人材マッチングサービスでは中間マージンが大きいため、大きな収益を得にくいことが痛手です。Braintrustはこの問題を根本的に解決しています。
また人材確保に悩むクライアントにとっても、このようなリスクが少ないサービスは魅力的です。人手不足の社会において、例えば転職サービスサイトが紹介料として請求するのは紹介者の年収の約20%にものぼります。ぼったくりですよね。そして、紹介者がより多くの報酬を確保しようと、紹介者の適正度合いよりも年収の高い企業に転職させようとする乱暴な活動も消費者庁に報告されていて、法的な規制も強化されています(職業安定法改正、厚生労働省)。
プロダクトファーストのオワコン化
Braintrustは、NASAやNIKEなど錚々たるクライアントです。これは創業当時に、現在のようなweb3サービスではなく、地道にオフラインで人材マッチングを行うことでクライアントを確保していたことが要因だとされています。
web3関連サービスに関わらず、「良いものを創れば売れる」古き良き高度経済成長期の思い出が忘れられない経営者は先にサービスを開発することに努めがちですが、Braintrustでは先にビッグなクライアントを集客することから始めているのでサービス設計も彼らのニーズに応えるだけでOKです。Braintrustは、創業時に集客が出来ている点で他のサービスとは違います。
Braintrustでの報酬は、仮想通貨BTRSTでの支払いです。円への両替は、国内の仮想通貨取引所の口座が必要です。
以下のような金融庁に登録されている仮想通貨専用の取引所を開設することで可能です。1日のビットコインの取引高も日本でトップランク(Bitcoin日本語情報サイトより)で安心できます。