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Web3の組織!DAO(分散型自律組織)の始め方や参加方法を初心者にもわかりやすく解説

この記事のまとめ

DAOの始め方や参加方法を解説します!

web3やビットコインと並んで話題にされるDAO。「今までにない新しい組織なんかなぁ」と、ざっくりしたイメージはわかるけど、実際何がDAOで、どうやって始めることができるのかわからない方はこの記事を参考にしてみてください。

仮想通貨などの暗号資産を購入せずに参加できるDAOも合わせてお伝えします!

ちなみに、DAOを始めたり参加したりするためには、暗号資産の購入や参加費の支払いが必要なケースが多くあります。

「儲かるかも保証されてないところでリスクを負うのは気が引ける方」も多いかと思います。

そのような方は、以下の方法でリスクゼロで資金を作ってからスタートしてみてください。

DAOへの参加費用を稼ぐ方法【最新】

私はイーサリアム公式サイトの日本語訳を担っています。今回の記事の内容は、イーサリアム財団の提唱する概念も踏まえてお伝えします!

rio
1990年、京都出身。 2017年までパリ在住。
2017年に仮想通貨投資で大赤字!
NFTコレクション『Mooon』の開発 / イーサリアム(ethereum.org)公式翻訳者 / MZDAO初期メンバー

DAO(分散型自律組織)とは

DAOは、特定の所有者や管理者が不在で事業やプロジェクトを実行できる組織のことです。

下図のように、「経営陣→従業員」のような意思決定や実行フェーズではなく、メンバー全員の意向による民主主義的な意思決定の元で推進されます。

また現状では多くの方が特定の組織に所属して組織内で推進されているプロジェクトに参加するような流れです。

しかし、web3のDAOでは個人が参加したいプロジェクトにアサインして貢献度に応じて報酬が獲得できるような流れになります。

DAOのような組織で働く個人にとって”本業”や”副業”といった概念はなくなりますね。

DAOの特徴

以下はDAOの理想的な特徴です。しかし、現状のDAOと呼ばれている組織はこれらの一部が拡充している場合が多く、プロジェクトの進行に応じて変化させていくだろうと思われます。

中央管理的なリーダーシップのない組織:社長のいない会社

DAOは中央管理者が存在しません。代わりにDAOのメンバー同士で意思決定します。

例えば株式会社の場合、意思決定は株主によって行われ、決定されたことが役員に指示され、役員が従業員に指示を出すような流れがほとんどです。

また会社の売上が上がって恩恵を受けるのは役員でも社員でもなく、株主です。

つまり、株式会社の所有者は株主だということです。

またDAOの意思決定に関わるために”独自通貨”を保有する必要がある場合が多いです。

株式会社で例えると、全員が株主であり、全員が社員であるような感じです。

その人の貢献によって売上が上がればその分が報酬として獲得できます。

特定の目的に資金を投入できる安全な場所

DAOは透明性が高く、組織の資金の使い道や流れを含めて、全てがブロックチェーン上で管理されています。

そのため、DAOのメンバーに限らず全ての方がいつでも閲覧することができます。

透明性の高い情報開示によって、投入された資金が適切に活用される可能性が高くなります。

現行の政府機関や会社では、資金の使い道が不透明なことが度々議論されます。

「こんな事業開発だから投資しよう」と思って投資したのに、実際は役員の会食に使われていたなんてことだと、本末転倒ですよね...

インターネット上の見知らぬ人と共同作業するための安全な方法

DAOは、世界中の誰でもインターネットが使える環境下に存在する人は参加できます

DAOの情報が誰でも閲覧できるように、参加者の情報も誰でも閲覧できます。

この人がどんな取引をしていて、どんなDAOに所属しているのかなどの情報が誰でも閲覧できることが信頼性を担保させています。

現行の組織に所属するためには、履歴書の提出や面接、試験などが必要な場合が多いですがDAOには必要ありません

DAOの例

以下は、DAOのコンセプトの例です。

慈善団体

世界中の誰からでも寄付を受け入れ、どの活動に資金を提供するかを投票できます。

集団所有権

物理的な商品や独自通貨やNFTなどデジタル資産を購入することでコミュニケーションを形成、メンバーはDAOの意思決定に投票できます。

ベンチャーと助成金

投資資金をプールし、ベンチャーに賛成票を投じるベンチャー ファンドを設立することができます。

返済されたお金は後でDAOメンバー間で再分配される可能性もあります。

DAOの始め方・参加方法

①興味のあるDAOを探す

まずは、自分が貢献したいプロジェクトを推進しているDAOや参加してみたいDAOを探してみましょう。

国内の代表的なDAO5選

和組DAO

山古志DAO

NINJA DAO

HENKAKU (参加は、webからの申請)

MZDAO (参加は、月額会費支払い)

②DAOに参加する

多くのDAOは、チャットツールDiscord上でコミュニケーションがとられています。

まずは、参加したいDAOのDiscordチャンネルに参加しましょう。

その上で、実際の意思決定に参加する条件やプロジェクトの詳細について情報を収集しましょう。

③暗号資産を購入する

独自通貨やNFTの購入が必要な場合は、国内の仮想通貨取引所を開設して、主要通貨を購入する必要があります。

④コミュニティに貢献する

参加条件をクリアすれば、DAOの一員です。

既存メンバーとコミュニケーションを図りながら、積極的に貢献してみてください。

DAOのメリット

①効率的な資金調達

DAOは、独自トークンを購入してもらったり発行したNFTを購入してもらうことで簡単に資金調達を行うことができます。

株式会社の資金調達では、例えば融資を受けるだけでも膨大な書類を準備する必要があり審査にも時間を要します。

②労働報酬が明確

DAOでの報酬体系は、予め提示されていて、それに同意したメンバーが貢献するようなスタイルです。

つまり、自分の意思で処理する業務を選択することができます。(逆に積極的に選択しなければ報酬もその分なくなります。)

現行の会社では、株主や上司からの指示によって業務を遂行することが義務付けられます。

DAOでは、全く逆のプロセスで業務が遂行されるということです。

③迅速な組織構築

DAOの組織を立ち上げるのはかなり迅速にできます。

インターネットが使える環境であれば、朝から午前中には完了するくらいです。

会社を起業するためには、登記を起こしたり、定款を作成したり、銀行口座を開設したり、税理士やスタッフを雇ったり、多くの業務が発生して、実際に必要な「商品やサービスの開発」や「クライアントの開拓」などへのリソースを最大限に投下しづらくなります。

法務局の登記作業だけでも1週間近くかかります...

DAOは、独自トークンを発行してDiscordのサーバーを立ち上げればOKです。

DAOのデメリット(問題点)

①定義が曖昧

前述のDAOの概念は、あくまでも理想論のようです。

現実的に、完全に自動的に推進されているDAOは、ビットコインくらいだと考えられます。

「これができればDAOなんだ」という細かな定義は、DAOそれぞれによって異なります。

興味のあるDAOの形態については、よく調べてから参加することが大切です。

参加してから「あれ、貢献したつもりが全然報酬もらえない。」とか「自動化されてないし、ほとんど中央集権的な運営なんだけど。」といったギャップを発生させないためにも注意が必要です。

②法整備が未整備

DAOは、法的な立ち位置が定義されていません

実質的に多くのDAOは、独自に暗号資産を発行して資金調達をすることで事業開発を行う流れですが、現行の国内の税法では重税が課せられてしまいます。

これが国内から独自通貨が発行されないことやDAOがローンチされにくい要因です。

これに対抗できる策としては以下の2通りが考えられます。

以下のDAOには、いずれも私も参加させていただいています。

換金性のない通貨の発行(未上場)

例)HENKAKUは、「$HENKAKU」という独自トークンがDAO内でのみ流通しています。

②法定通貨での実質的な資金調達

例)MZDAOは、「記事の購読料」として月額500円の参加費が課せられるDAOです。

③意思決定が鈍化しやすい

あるDAOで以下のような議論が話題となりました。

「『ヒトラー』という言葉をネーミングに使用してはいけない。」という議決の際に、過半数に至らず採択されなかった。という事例です。

一般的に倫理的に鑑みると、簡単に議決の結果が想像できますが、DAOの意思決定手法ではこのように「一般的に考えると」や「みんなそう思ってるだろう」のような意思が必ずしも採択されず、鈍化しやすい欠点を抱えています。

よくある質問

DAOとはどういう意味ですか?

Decentralized Autonomous Organizationの略語です。直訳すると、分散型自律組織となります。

株式会社とDAOの違いは何ですか?

株式会社は、株主が資金を投資して、役員が経営を担い、従業員が実労働を担う組織構造です。

DAOには中央集権的な管理者が存在しません。メンバー全員が、出資者であり、経営や労働を担います。

DAOの所有者は誰ですか?

特定の所有者は存在しません。メンバー全員が所有者だと考えられます。

DAOに税金はかかりますか?

現時点でDAOの多くは、法人格のもとでその事業として運営されているケースがほとんどです。

法人の場合は、それに適切な法人税や所得税の課税対象です。

法人格を持たずに、個人で運営している場合は個人事業主として確定申告の上で所得税の支払いが課せられます。

仮想通貨やNFTなどの暗号資産の税金に関しては以下をご覧ください。

初心者向け!5分でできる仮想通貨の損益計算方法と税金対策【無料】

まとめ

DAOについて、その始め方などをお伝えしました。

しかし多くの方が「自分にはスキルがないから活躍できない」や「エンジニアやIT関連の知見がないとついていけそうにない」と思われるかと思います。

私が思うに、みなさんそれぞれ、そのDAOで貢献できる、何かしらの輝けるスキルを持ち合わせているはずです。

ぜひ、「このプロジェクトで自分にできることを見つけて、お手伝いしたい!」と思えるDAOを見つけてみてください。

それでもリードしてもらいながら始めたい初心者の方は、MZDAOがおすすめです。

MZDAOは、スタートトゥデイ社が運営する「前澤友作と一緒に会社を作ろう」がコンセプトのコミュニティです。

現在は仮想通貨の発行や意思決定の自動化などはされていませんが、必要に応じて対応していくことが予想されます。

MZDAO無料記事を読む

基本的にコミュニティ内の情報公開はNGですが、立ち上げ時に行われたPRイベントで以下の記事を採択頂き、詳しく解説させていただいているので興味をお持ちの方は是非ご覧ください。

MZDAOとは?初期メンバーがメリットやデメリットを解説!【前澤さんのオンラインコミュニティ】